特養開業の思惑と介護離職
最近、介護報酬の引き下げに文句を付けたいという介護職員の間での署名みたいなモノが回っている。
特別養護老人ホームを開業する人達の思惑は、たくさんあった。
地元の市議と土建屋と地主などが、「特養はお膳立てだけ揃えれば建築から何から公的資金で賄えてボロ儲けできる」という理由もあった。
だから、建築屋や建設コンサルなどが自ら土地を確保して特養運営に乗り出したケースもあった。
儲かるニュービジネスとして。
介護職員の人達の給料が、介護報酬引き下げと同時に危機に陥るとすれば、それは、中抜きしてる特養が何のリスクも張らない、という証左になる。
政府がいう、内部留保は架空ではなく現実のものだろう。
理事長や役員陣、関わった建築業者の懐に入ってしまっているとはいえ。
現場の介護職員が介護報酬引き下げに反応したとは思えない。